@中日がまず目指すのはチーム防御率Aクラス
2017年11月27日
今年の中日は、5年連続Bクラスに終わり、ドラフトでも 広陵の中村奨成捕手を獲得できず、来年は本塁打王のゲレーロも放出となりそうである。
2010年、2011年のリーグ連覇に熱狂した身としては、まさかわずか5年でこんな状況に陥るとは想像すらしていなかった。
応援する球団がCSや日本シリーズに出場していないと、興味も半減するものだ。DeNAのCSからの快進撃は、興味深かったが、応援する球団ではなかったため、熱狂的に観ることはなかった。
谷繁元信監督就任時や森繁和監督就任時には、それがきっかけとなってAクラス入りできるはずと期待したが、現実は厳しかった。
一度崩れた歯車を元に戻すのは困難を極めるのだ。
2017年は、チーム防御率が5位、チーム得点も5位。どうやっても5位にしかなりえなかっただろう。
野球は、何といっても投手力である。今年の広島は、圧倒的な得点力があったため、チーム防御率がリーグ3位であってもリーグ優勝を果たせたが、大抵の年は、チーム防御率トップのチームがリーグ優勝する。
パリーグでは、チーム防御率1位のソフトバンクがリーグ優勝している。
中日は、まずチーム防御率を3位以内にすることがAクラス入りの近道である。
そのためには、先発投手陣の整備が最優先となる。
勝頭が序盤だけ先発を務めたセットアッパー又吉克樹の8勝が最高というのは異常事態である。
又吉は、セットアッパーとしても重要な存在ではあるが、チームナンバー1の先発投手でもある。おそらくシーズン通して先発をしていたら10勝以上していただろう。
できれば2018年は、先発としてシーズンを通して働いてもらいたいところである。
2018年は、若手の小笠原慎之介、鈴木翔太、柳裕也、笠原祥太郎、阿知羅拓馬、三ツ間卓也らの成長が見込める。ここから2人くらい10勝前後してくれれば、チーム防御率のAクラス入りが現実味を帯びてくる。
実績のある大野や吉見、ジョーダンも、状態が良ければ2桁勝利の可能性を秘めている。
ここに、さらにあと1人外国人投手が出てきてくれれば、先発投手陣は充実させられる。
毎年安定した成績を残してくれる投手の計算ができないだけに、期待値ばかりでの想定になってしまうが、何とかまずはチーム防御率を3位以内に押し上げてもらいたい。
そうすれば、自ずとチームのAクラス入りが見えてくるはずである。
(2017年11月作成) Copyright (C) 2001- Yamainu Net 》 伝説のプレーヤー All Rights Reserved.