2016年1月のブログ

犬山 翔太
 
 @コリジョン(衝突)ルールは厳格に適用を

2016年01月03日 17:08

 2016年の注目は、まずコリジョン(衝突)ルール適用である。本塁でのクロスプレーが禁止になって、捕手にとっては故障のリスクが少なくなる。
 捕手のブロックに阻まれることが減るので、走者の本塁生還確率が上がるはずである。

 マートンのような強引なタックルが見られなくなるのはいいことだが、その一方で、捕手がブロックしているのを巧みに回り込んでホームベースにタッチして生還する荒木雅博のようなスライディング技術が見られなくなってしまうのは惜しい。
 新たな規則を追加するということは、何かを犠牲にせざるを得ないということでもある。捕手の故障を防ぐという大きなメリットのためなら、我慢すべきなのだろう。

 このルールによって、捕手の選手寿命が延びて、長年レギュラーでプレーする選手が多く出てくる可能性がある。
 捕手は、故障が多いポジションである。タックルによる負傷は元より、足腰や肩、ミットを持つ手、ファールチップによる打撲やむち打ちなど、至る所に負担がかかる。

 そのため、捕手の選手寿命は短く、捕手で2000本安打を達成したのは、野村克也・古田敦也・谷繁元信の3人だけである。しかも、古田、谷繁の2人は、何とか2000本安打を超えたに過ぎない。
 2015年末時点で2000本安打達成者は45人なので、捕手は圧倒的に少ない人数だ。捕手が下位の打順になることが多いとはいえ、本来、もっと2000本安打を達成する選手が出ていてもいいはずである。

 森、田淵、木俣、伊東、城島、矢野、里崎ら、一時代を築いた捕手たちも、2000本安打を達成できずに現役を引退した。
 それだけに、コリジョンルール適用によって、捕手の実働年数が延びて、名球会に入る捕手が増えることを期待したい。そのためにも、このコリジョンルールは、形骸化させず、厳格に適用してもらいたい。



 Aリアル野球BANの規模拡大を期待する

2016年01月11日 13:19

 このブログを初めてから、真面目な話題や提言を多く書いてきた。
 しかし、本当は軽いノリで書く文章も好きなので、今年からは、ちょっとくだけた話もしていきたいと思う。

 年末年始の野球ファンの楽しみといえば、プロ野球選手がテレビ番組に出演するのを観ること。オフの解放感を楽しんでいる明るさがあって、シーズン中には見られない表情や素の性格なんかが垣間見える。

 アマチュア時代のエピソードやプロ野球選手間の暴露話を聞くトーク番組も面白いが、プロ野球選手だけに野球とバラエティーがうまく組み合わさった番組が一番いい。

 中でも私が楽しみにしているのは『夢対決!とんねるずのスポーツ王は俺だ!!』のリアル野球BANである。
 球場を野球盤に見立てて、石橋貴明のチームとプロ野球選手のチームが対決をする。かれこれ15年も続いている人気企画だ。
 プロ野球選手がピッチングマシンの投げる球を実際に打って、しかも本物の球場で野球盤ゲームをする。よく考えたものだ。考えた人は、天才である。

 野球盤ゲームは、誰しも子供の頃に1回はやったことがあるはず。私も、小さな野球盤を買って何度も何度も遊んだりしていた。友人が大きな野球盤を持っていて、それが欲しくて欲しくてたまらかったが、場所を取り過ぎるという理由で買ってもらえなかった記憶がある。

 本物のプロ野球選手と芸能人がリアルな大きさの野球盤でゲームをすると、これがまたプロ野球の試合並に面白い。
 2016年正月の番組では、中田翔、松田宣浩、山田哲人、秋山翔吾という日本を代表する打者が出場し、石橋チームにも日本ハムの売り出し株である杉谷拳士が出場していた。
 ムードメーカーの杉谷がいることで、ゲームが今までで最高と言えるほど、盛り上がった。特に中田や山田が杉谷に対して、苦手な左打席で打つように挑発し、それに乗って右打席から左打席に変える掛け合いは、芸人顔負けだった。

 エンターテイメントとしての魅力があるがゆえに、リアルな野球盤ゲームは、もっと規模を大きくしていってほしいと思う。
 12球団の様々な選手たちが出場し、芸能人チームも4つくらい作ってトーナメントをやってみてもいいのではないだろうか。
 怪我の危険もほぼなく、観客を呼び込むこともできそうだから。


 B欠けたピースを埋める人事の重要性 落合GMの多村仁志獲得

2016年01月17日 00:26

 多村仁志が中日と育成契約を結んだ。
 横浜やソフトバンクのレギュラーで活躍していた頃の多村は、本当に怖い打者だった。
 難しい球でもいとも簡単にはじき返す技術。そして、ライトスタンドや右中間スタンドにもホームランを叩き込む技術とパワー。チャンスに強く、重要な場面でよく打つ。
 俊足で守備も巧いという側面もあって、秋山幸二を彷彿とさせる選手だ。

 しかし、その反面、故障に弱いという欠点がある。実働17年ながら100試合以上出場したシーズンが5回しかない。
 故障がなければ今頃は2000本近い安打を重ねていてもいいはずなのに、いまだ1162安打なのである。

 故障の多さと年齢、そして、若手に切り替えを図るDeNAの方針によって、はじき出されたわけだが、2軍では2015年も打率3割以上を記録しているだけに、まだ大きな衰えはない。
 体調が万全であれば、まだまだ活躍できるはずである。

 中日としても、経験豊富な選手たちが一気に抜けたことによって、若手の見本となる高い技術を持った選手を必要としている。
 まずは、レフトで長年レギュラーを張った和田一浩が引退したため、代わりになる選手がほしいということだ。和田は、まだレギュラーを張れたという声もあるが、実際には両膝の故障で走るのが厳しくなってきていたし、44歳となるシーズンともなれば、かなり成績が落ちることが想定できた。
 レフトのレギュラー候補としては、藤井やナニータもいるが、2人とも単打を量産する対応なので、和田とはタイプが異なる。

 そして、和田と共に小笠原道大が引退してしまったことも大きい。代打の切り札として、重用されていた小笠原が抜けたことによって、終盤のチャンスに送り出したい打者が必要になった。

 落合GMがそうしたチーム事情を考慮して、白羽の矢を立てたのが多村なのである。高い技術と経験、勝負強さ、並外れたパワーを持った多村は、和田、小笠原、谷繁が抜けた穴を埋めうる存在である。

 落合GMは、監督時代から、選手を余らせておくこともなく、選手を的確に生かせる場を与えてきた。そのため、他チームで活躍できそうな選手は、積極的に送り出してきたし、自チームで活躍できそうな選手は獲得してきた。
 落合GMは、野球界全体の活性化を考えてチーム作りをできるバランス感覚を持ち合わせている。

 一般企業でも、権力を傘に着て無駄に人材を集めて飼い殺し状態ともいえる非効率化を招いていたり、人材が不足しているにも関わらず、それに気づかずに破綻を招いている事例をよく見かける。
 効率の良い合理的な人員配置というのは、簡単そうに見えて、非常に困難なのである。
 中日という緊縮財政の中で、多村を獲得するという方針は、チームの活性化と効率化を生み出してくれるだろう。

 ただ、意外だったのは、落合GMが育成契約での獲得にしたことだ。故障の多さがネックとなって、支配下選手として獲得するにはリスクが大きいためだろうか。
 素行面と故障というリスクがあった中村紀洋と似た状況である。佐伯貴弘や小笠原道大を最初から支配下選手として獲得したときとの違いは、リスク管理という観点なしには考えにくい。

 それでも、落合GMは、2001年に横浜の臨時コーチとして多村を徹底指導して開花させた縁があるだけに、多村も、落合GMの指導が入れば、もうひと花咲かせる可能性は高い。

 多村は、来年には39歳になるのでシーズンを通してレギュラーで活躍することは難しいかもしれないが、代打の切り札をやりながら交流戦でDH、さらには第四の外野手として、必要不可欠な存在になってもらいたい。


 C長嶋茂雄以上のスターは現れるのか

2016年01月24日 15:35

 プロ野球史上最大のスターは誰か。
 おそらく多くの人は、自分の少年時代に憧れた選手、あるいは同年代の選手を挙げるだろう。
 私なら、落合博満や桑田真澄、清原和博、ブーマー・ウェルズ、野茂英雄、イチロー、松井秀喜などである。
 しかし、彼らは、自分にとってのスターである。仮にプロ野球史上という長い歴史の中で、視野を広げて見ると誰になるか。

 私がまず最初に挙げるのは長嶋茂雄である。打撃3部門の記録だけ見れば、若い人々はなぜと首をかしげるに違いない。私も、実際に長嶋の現役時代を見ていないのでその気持ちは分かる。
 そう考えたとしても仕方ないと思う。なぜなら長嶋は、通算打率、通算本塁打数、通算打点のどれをとっても歴代5位までに入っていない。

 だが、当時は、現在とは比べ物にならないほど、投高打低の時代が長かった。
 長嶋の偉大さを物語る例として良く挙げられるのが、1961年だ。この年は、リーグ平均打率が.235なのに長嶋は打率.353で首位打者に輝くという驚異的な成績を残した。
 さらに、プロ野球記録であるシーズン最多安打10回という記録を付け加えれば、もはや長嶋がいかに突出したスターであったかを証明できる。

 守備でもその突出ぶりは目につく。シーズン最多補殺を実に9回記録。ショートゴロやピッチャーゴロも長嶋が捕ってアウトにしてしまうという守備範囲の広さを誇った。
 しかも、現役17年間で、驚くべきことにベストナインも17回という唯一無二の記録も打ち立てている。すべての年で120試合以上に出場しているのも長嶋のスター性を際立たせる。

 そして、特筆すべきは、長嶋がチャンスにめっぽう強かったことだ。
 満塁時の通算打率は.330、ランナー三塁時の通算打率は.347、日本シリーズMVP4回、と規格外の成績が並ぶ。天覧試合でのサヨナラ本塁打は有名だが、皇室観覧試合10試合の通算成績は打率.514、7本塁打を記録している。もはや超人的な集中力としか言いようがない。

 それらだけではない。長嶋最大の功績は、プロ野球を国民的スポーツに変貌させたことだ。当時は、学生野球の方が人気があり、長嶋も、学生野球のスター選手だった。しかし、長嶋がプロ野球に入って活躍し始めたことで学生野球人気をプロ野球人気がしのぐようになり、さらにONの活躍でV9を達成するのと歩調を合わせてテレビが普及していき、プロ野球は、日本の中で突出した人気を誇るスポーツになっていく。

 なぜここにきて、これほど長嶋茂雄を取り上げたかといえば、昨年末のテレビ番組に長嶋が出演していたからだ。ビートたけしと対談をしたのだが、長嶋が登場しただけで、スタジオの雰囲気が大きく変わったのが分かった。他の人との対談であれば緊張しないたけしが緊張しているのが見て取れた。

 こう見てみると、あの年齢になって長嶋以上に人々を引きつける魅力や人間性を持った選手は、おそらくは現れないのではないかと思う。
 「ミスタープロ野球」と呼ばれるだけに、その存在感は、他の追随を許さない。今回は、たけしとの対談で出たエピソードを語ろうと思ったのだが、長嶋の野球での功績を語るだけで長くなってしまったので、次回としたい。


 D長嶋茂雄以上のスターは現れるのか 2

2016年01月31日 14:16

 昨年末にビートたけしが長嶋茂雄とテレビ番組で対談していた内容の1つは、「長嶋が残した伝説のいくつかの真偽を確かめる」。

・バッティンググローブを後ろのポケットに入れたのを忘れて、捜していたというのは事実。

・長嶋一茂を球場に連れて行き、そのまま球場に忘れて帰ってきたというのも事実。

・空振りが絵になるように魅せるため、空振りをしたときにヘルメットを飛ばす練習をしていたというのは事実ではない。

・あと、たけしをゴルフに誘っておきながら、ゴルフ場で「今日は誰とゴルフですか?」と言った話も事実。

 時間に限りがあるので仕方ないとはいえ、ちょっと短かったね。

 個人的には、もっと確かめたい伝説があるんだ。今後、様々な伝説をテレビ番組で確かめる企画を作ってほしい。
 自分のサイトでは、気に入った伝説をまとめて残してあって、たとえば下記のようなもの。

・試合前に長時間の打ち込みを行い、試合のことを忘れて帰ろうとした。
・凡打した後、自分のタオルを取ろうとして、間違ってボールを拭く雑巾を取って顔を拭いてしまった。
・球場で自動車の鍵がないと捜し回ったが、新聞社の車で球場へ来ていたため、鍵は自宅にあった。
・自分の誘拐計画があったが、偶然裏道で帰宅したため、犯人を偶然巻いて未然に防いだ。
・新聞記者から子供の名付け親を依頼され「茂雄」と付けた。
・チームメイト全員分のフグさし大皿を全員分と気づかず1人で平らげた。
・チームメイト全員分のスイカを頂点だけ1人で食べた。
・外国車を買って調子が悪いと言っていたが、サイドブレーキを解除してないだけだった。
・巨人との入団契約金をどの銀行に預けたか忘れてしまって大騒ぎになった。
・旅館に野球道具を置き忘れて球場まで行ってしまった。
・ホームラン後の談話で球種を聞かれ、ある記者には「スライダー」、別の記者に「シュート」と答えた。
・講習で川上監督から課せられたレポートに1行「分かりました」と書いたのみ。
・たけしとゴルフのラウンド前にサンドイッチを頼んで待っていると、電話がかかってきて出て行った長嶋がたけしのところに戻ってこずに別の席でスパゲッティを食べていた。
・トライアスロン大会で鉄砲の火薬が湿ってスタートの音が出なかったので、口で「ドン」と音を出した。
・ドラフト前に、抽選用のくじ引き練習をしていた。
・少年野球教室では「球がこうスッと来るだろ。そこをグゥーッと構えて腰をガッとする。あとはバァッといってガーンと打つんだ」なとど、すべて擬音語で指導。
・清水選手を柳田、上原投手を二岡と呼ぶなど、名前の呼び間違い。
・テレビ解説で試合展開の予想を聞かれ「うーん、この試合は、1点でも多く取った方が勝ちでしょうね」
・知人から電話番号を聞かれ、最後の1桁がはみ出て机に書いてしまったのに気づかず、1桁少ない電話番号メモを渡す。
・掛布や松井に電話越しに素振りをさせ、その音だけで打撃指導。

 他にも、学生時代、教師から「I live in Tokyo.」の過去形を聞かれて「I live in Edo.」と答えたという伝説や、友人と仏和辞典を買いに行って「英語もこんな辞典があればいいのになあ」と言ったという伝説は、有名だけど、作り話説が有力なので、省いてみた。

 真偽が不明だが真実寄りな伝説群の中で、私がベスト4に挙げたいのが下記の3つ(※)

 第3位 牽制のサイン

 堀内恒夫が入団した頃、長嶋は、若い堀内のために、サード牽制へのタイミングを分かりやすくするために、独自のサインを考え出した。
「俺がグラブから人差し指を出していたら牽制のサインだ」
 その後、ある試合で、1死3塁になったとき、長嶋は、堀内に声をかけた。堀内が振り向くと長嶋のグラブからは人差し指が出ている。
 堀内は、長嶋の言葉を思い出し、3塁へ牽制球を投げた。しかし、投げた瞬間、目を疑った。肝心の長嶋がサードベースに入っていないのだ。牽制球は外野を転々とし、1点が入った。
 落胆した堀内が「人差し指が出てたじゃないですか」と詰め寄ると、長嶋は、
「あれっ?出てた?」
 と首をひねったという。
 牽制球を投げさせるつもりもないのに、長嶋は無意識に人差し指をグラブから出していたのである。

この話は、いかにも長嶋さんらしい。堀内恒夫が語っていたらしいので、ほぼ確実に真実だと思うんだけど、こういう天真爛漫さがいつまでも愛される理由なんだろう。

 第2位 友人とゴルフ

 ある日、長嶋は、友人とゴルフに出かけた。
 運転は、長嶋である。
「ゴルフ場は、この道の右側にあるんですよ」
 愛車を運転しながら長嶋は、右ばかり見ている。
 それにつられて、友人も、右を注意して見ていた。
 しかし、いくら走ってもゴルフ場は見えてこない。
「あれっ、おかしいなあ。もう見えてくるころなんだけど」
 そう言いながら、長嶋は車を進める。それでもゴルフ場らしきものすら見当たらない。
「ごめん、ごめん。ゴルフ場は、左でした」
 長嶋は、申し訳なさそうに笑って、Uターンをした。
 そして、さっき来た道を戻り始めた。
 だが、友人が長嶋を見ると、何と長嶋は、左ばかりを見ながら運転していたという。
 Uターンしたため、今度はゴルフ場が右側にあることに気づいていなかったのだ。

 野球の話ではないのだけど、これも長嶋さんならやりそう。作り話として作ろうと思っても、なかなか思いつけないような発想なので、かなりの確率で真実なんじゃないだろうか。

 第1位 名球会でオーストラリア

 名球会に入っている長嶋は、オーストラリア在住の日本人の子供に野球を教えることになった。
 オーストラリアの少年野球チームには、スポンサーが付いている。
 そのスポンサー名が背番号の上に書いてある。ご存知の通り、日本のプロ野球では背番号の上は自分の名前である。
 長嶋が教えに来たチームには英文字で「AKAI」という名前が入っていた。
 長嶋は、熱心に少年を指導しながら、1人1人教えるたびに
「赤井君、頑張れよ」
「赤井君、将来楽しみだなあ」
「いいねえ、赤井君」
 とそれぞれの選手に言っていたという。
 そして、十数人全員を教え終わったあとにこうつぶやいた。
「驚いたね。オーストラリアは赤井という名前が多いね」
 長嶋は、その少年野球チームに「赤井電機」という会社がスポンサーについていることを知らなかったのである。

 この話を聞いたときは、ほんとに声に出して笑ってしまった。普通に考えれば途中で気づくだろってところだけど、長嶋さんならありえるかな、と想像してしまうんだ。
 赤井電機って実在した会社なのか調べてみると、1990年代までは実在していたようで、そうなると信憑性が高そうだ。
 この話をしていたのは、確か徳光さんだったかな。

 まだまだ他にも伝説は、山ほどある。
 とはいえ、一方で伝説は伝説のままでいいじゃないかという意見もあるだろう。伝説が事実でなかったときはちょっと落胆してしまうから、なかなか難しい。

 それにしても、長嶋茂雄は、突出して伝説が多い。現役時代にとどまらず、現役引退後の伝説もまた多いのだ。これほどの選手が早く出てきてほしい反面、やはり今後現れることはないかな。
 どう考えても、これら以上の伝説を生み出すことは不可能だよね。

(※)デーブ大久保が現役時代、長嶋監督の指導を受けたとき、長嶋が「バッターの心構えは3つ、集中力と小さい事に気を配る事だ」と言った伝説を真似てみた。
 「集中力」と「小さな事に気を配る事」という2つしか言っていないのだが、長嶋は、3つ言ったつもりですぐ別の選手の指導に行ってしまったという。
 デーブは、結局、現役引退まで一番大事だと思われる3つ目を聞きだすことができなかったそうだ。





(2016年1月作成)

Copyright (C) 2001- Yamainu Net 》 伝説のプレーヤー All Rights Reserved.


inserted by FC2 system